会社にクレジットカードって必要？　起業直後でも作れるビジネスカード、経験談を元に解説！

「起業直後の会社ではクレジットカードが作れないって本当？」

一般的に世の中には設立後3年で黒字決算書が2期分必要と言われています。

ただ、起業直後でも絶対に作れないわけではありません。

世の中には設立して間もない会社でも申請を受け付けているカード会社があります。

ここでは実際に私が法人を設立して、1ヶ月以内で手に入れた法人用のクレジットカード（ビジネスカード）を経験を元にご紹介します。

「そもそもどうして会社にクレジットカードが必要なの？」

クレジットカードはお金に直結しており、経営にも大きく関わる事なので、カード会社を紹介する前に私が経験したカードを持つメリットとデメリットを説明致します。

メリット

・資金繰り（キャッシュフロー）が合理的
・支払いと小口の手間が簡略化
・会計ソフトと連動する事で経理を省略
・ポイントがたまる
・付帯の保険が利用できる
・個人と法人の経費のすみ分け可能
・急な資金が必要な時、キャッシング機能が使える
・会社のステータスにつながる

デメリット

・年会費が掛かる
・紛失した時など、不正利用の可能性がある

資金繰り（キャッシュフロー）が合理的

一度でもクレジット決済を経験された方ならご存じだと思いますが、クレジットカードで買い物をした際の支払いは半月から1ヶ月後になります。

個人と違い、法人の場合利用する額も高額になる事が多く、支払いを先に延ばす事が出来るのは資金繰りを行う上で、非常に合理的と言えます。

支払いと小口の手間が簡略化

現金のみで管理しようとすると、小銭が多くなり管理が大変になってきます。

会社のお金なので1円の誤差も許されず、特に小銭のが増えてくると、数えるのも一苦労。

それがカード1枚で支払いと小口管理の手間を簡略化出来るのは大きなメリットの一つであると言えます。

会計ソフトと連動する事で経理を省略

家計簿とは違い、会社である以上、売上・経費ともに全ての会計を管理、記帳しなければなりません。

この作業は非常に手間で、外部に委託すると月に数万円の費用が発生します。

しかし、最近の会計ソフトであれば、クレジットカードと連動させる事で、使った内容を自動でソフト内に取り込んでくれます。

入力ミスや入力漏れも無くなり経理的に見ても非常に楽です。

ポイントがたまる

ビジネスカードを含む殆どのクレジットカードには使った金額に比例してポイントが付与されます。

特に会社でクレジットカードを使った場合、高額になる事が多く、付与されるポイントも会社の財産になります。

余談ですがポイントを使った場合、それは割引扱いになるので仮に全額ポイントで商品を買った場合、領収証は発行されません。

付帯の保険が利用できる

ビジネス、特に経営者の方々は出張に行く機会が多いと思います。

時には海外に行く時もあり、出張先で万が一事故や病気になる事も。

そんな時クレジットカードに付帯している海外旅行保険を使えば保険金が貰えます。

追加費用等は一切なく、使い方も簡単で、自動付帯している場合や、クレジットカードでチケットを購入すれば完了する保険が殆どです。

また中にはビジネスカードで買った物が破損してしまった場合、限度額までなら損害を補償してくれる保険もあります。

個人と法人の経費のすみ分けが楽

会社の代表をしていると、個人の財布と会社のお金がごちゃごちゃになる事が多々あります。

実際私もそうなりました。

そうならないためにも、会社の物を買う時は少額でもビジネスカードを意識して利用するようにすれば、個人の財布と混同する事が無くなります。

緊急で現金が必要な時、キャッシング機能が使える

会社を経営していると、急に現金が必要になる時があります。そんな時、緊急措置の一つとしてキャッシング機能が使えます。

※金融機関からの融資を検討させている方にはキャッシングはおすすめしません。
むしろ融資が受けにくくなるので、デメリットに転じます。こちらはあくまで緊急措置の一つだとご認識ください。

会社のステータスにつながる

クレジットカードの「クレジット」は信用という意味です。

日本ではあまり感じませんが、海外でクレジットカードを持っているのと持っていないのでは、お店の対応や信用度が違います。

中には現金の買い物がダメでカード決済や電子マネーでのみ決済OKという店もあります。

クレジットカードを持っていれば、与信につながるのでスムーズに買い物をする事が可能です。

デメリット：年会費が掛かる

中には年会費の掛からないカード会社もありますが、起業間もない会社が入れるカード会社は年会費が掛かるのが殆どです。

この場合、一時的なキャッシュアウトにはなりますが、その代わりに年会費分の与信を買っているので、一概にデメリットだけではない。

しかし、会社の口座から現金が減るのには変わらないので、ここに記します。

紛失した時など、不正利用の可能性がある

紛失時の不正利用については現金にも同じ事が言えますが、クレジットカードの場合、現金よりも被害額が大きくなる可能性があります。

ただ、その場合カード会社が補償してくれる事も多く、デメリットにならない事もあります。

このように会社がクレジットカードを持つことの意味は非常に多く、起業したら1日でも早くビジネスカードを持つことを強くお勧めします。

そんなビジネスカードを起業間もない会社でも持てるカード会社

それがこちらです。年会費が34,100円と少々高額ですが、上記与信の件も含めると高い金額ではないかと思います。

実際に私が代表と務めた株式会社モストでは設立2週間程度で実績が無い状態にも関わらず、作る事が出来ました。

また別の方法として、こちらの個人カードを作成後、付随のビジネスカードを申し込むという方法もあります。

この場合、個人と法人ともに与信の高いクレジットカードが持て、年会費も総額で13,200円とお得になっております。

株式会社ライフプランではこのカード会社に申し込み、無事審査を通過しております。

この2社以外にも起業したての会社でも持てるクレジットカードはありますので、探してみてはいかがでしょうか。

次回の記事ではビジネスカードの具体的な申し込み手順や注意点、実際に使ってみた感想など詳しく説明したいと思います。

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